先日、事務員に非弁行為を行わせたなどとして、弁護士２名が起訴されていました。

起訴内容は、ニュースで見る限り、主導した会社から派遣された従業員に、顧客や消費者金融との交渉を行わせたというもので、典型的な名義貸しです。

最近は日弁連でもよく注意を呼び掛けているのに、なぜ引っかかってしまったのでしょうか。

弁護士の年齢はいずれも若く、たぶん弁護士になって間もない時期に話を持ち掛けられたものと思われます。

業者の話があまりに巧妙でそれと気づかなかったのか、あるいはわかっていながら金欲しさにそれを引き受けたのか。

いずれにせよ、これで刑事処分のほかに懲戒処分なども食らうでしょうから、弁護士活動は当面できないでしょう。負ったダメージは相当大きいと思います。

これまで弁護士になるために相応の労力を払ったでしょうに、気の毒といえば気の毒ですね。